絵を母にプレゼントしたいと思った本当の理由
2021年5月26日
先日、ある絵が欲しい理由として、
母の喜ぶ顔を見たい、と書きましたが、
実はこれ、建前でもあります。
どういうこと?
と思われるかもしれませんが、
お客様というのは、
実は本当のことを言っていません。
お客様が本当は何故、
その商品を買いたいと思ったのか、
本音を聞き出す、というのは、
商品を売る上でとても役に立ちます。
そこがわかると、
売り方にもバリエーションを
持たせることができるようになります。
さて、私の場合、
「母の喜ぶ顔を見たい」
の裏にはどんな心理があったのか?
私の場合は、
突き詰めていくと、
母に認められたい、
という願望の裏返し
だったのではないかと思います。
そして、その「母に認められたい」
という裏には更に、
自分を自分で認めてあげたい、
自分に自信を持ちたい、
という、自己肯定への欲求の現れ
だったのではないか、
と思っています。
もちろん、当時の私が
そこまで考えていたわけではなく、
ただ単に
「母の喜ぶ顔を見たい」
「この絵をプレゼントしたら、喜んでくれそう」
と思っただけでした。
普段ものを買うときに、
私たちは
「自分を自分で認めてあげたい」
なんてことまで考えませんが、
売る側が
そこまで理解しているのと、
していないのでは、
背中を押す加減も
変わってくるのではないでしょうか。