その広告媒体は効果が無いと言う前に・・・
2021年7月28日
皆さんは、作家や作品の紹介って
どのように発信していますか?
先日、とてもユニークなアーティストを
扱っている画廊さんと
お話しする機会がありました。
ある雑誌に高い広告費を払って
記事にしてもらったのに、
効果が全くなかったというので、
その記事を見せていただくと・・・
キャッチとなる作家の写真が
私がこのアーティストに
持っていたイメージと全く違ったんです。
美術雑誌でよく見る
作家を紹介する時と同じように
アーティストが会場に立ってて、
後ろに作品が飾ってある。
そんな写真でした。
でもこのアーティスト、
他には真似できないような、
人々の感情を揺り動かせる
強いユニークさがありました。
広告を依頼される側というのは、
取材して、しっかりした記事を作成すれば
広告費が入るわけですから
実際にその記事の効果までは
責任をとってくれません。
ですから、反応がなかった
と思ったら、
その広告媒体が問題なのか、
広告の出し方が問題なのか、
見極める必要があります。
媒体が悪かったかどうかの判断は、
まず広告の出し方が
間違っていないことが前提です。
私たちは、どんどんせっかちになっています。
とにかく目に入ってくる情報が多すぎて、
パッと目を引いたものに興味が行きます。
どんなに記事の中で
作家や作品の凄さを説明していても、
そもそも、
読者は記事を読もうと思っただろうか?
読ませるような仕掛けがあるだろうか?
ここをまず考える必要があります。