自分が恥ずかしくなりました・・・
2021年12月11日
先月、
日本橋、京橋の美術店を回る
ギャラリーツアーを
個人的に行いました。
最初なので、
恐る恐る知人に声をかけたのですが、
5名の方に参加いただき、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
今日は、
そこで気づいたことを
シェアしたいと思います。
30代から60代のエネルギッシュな
女性の方々だったのですが、
お話を伺っていると、
銀座では画廊巡りをされていたり
海外住まいの時に絵を買っていたり
直感で気に入った作品を買っていたり
すごく高額なものでなくても、
私が思っていたほど美術品に
抵抗を持たれていないんだな、と。
逆に、そう思っていた自分が
恥ずかしくなりました・・・。
私は勝手に美術品は
コレクター以外の方にとって
遠い存在、手の届かない存在
だと思っていたんです。
もちろん、参加者のステージにもよります。
参加者の中には、
長い海外暮らしをされてきた方も数名いらして、
特に「日本」の素晴らしさを
実感されていることも多く、
興味が日本の美術品に向いてらっしゃいました。
また、ご両親から受け継いだ
掛軸やお茶道具など、
たくさんあって活用したいと思われていたり・・・
次の世代に引き継ぐ前に
信頼できるところに整理してもらいたい
と思われていたり。
ですが、結局ネックとなっていたのは、
・日本橋、京橋にこんなにお店があることを知らなかった
・入ってみたいけど、一見さんはお断りだと思っていた
・手が届く金額でいい作品が手に入ることを知らなかった
ということでした。
特に、紀元前のものや
掛軸が手の届く金額で買えることを知って
グッと身近になったようでした。
つまり、お客様は「知らない」
ただそれだなんだ、ということです。
お客様にもそれぞれステージがあります。
それぞれのステージに合わせて、
どこで、どうやって伝えていくのか。
それがポイントだと
改めて実感したツアーでした。